脳から記憶をサルベージするメモ術 | すーぱーSEへの道

脳から記憶をサルベージするメモ術

最近、記憶力が最近衰えてきている気がするので自分なりに
いろいろ工夫をしているのですが、その辺に関するエントリを一つ。


記憶力がいいっていうのは何だろうって考えてみると、
一般的には「物をいっぱい覚えらえれること」を指すのだと思います。


でも、自分としては、本当に記憶力がいいのは
「適切な時に覚えたことを思い出せること」を指すんだと思ってます。

いわゆる想起力(思い起こす力)ってやつですね。


いくらものを覚えていても、必要な時に取り出せないのでは

何の役にも立たないし、脳の空き領域を無駄に使うのはもったいないです。



で、想起力を鍛えるにはどうしたらいいか。


マインドマップなんかはそのいい例でしょうか。


ひとつの事柄から芋づる式にいろいろな事柄を頭に描いていく
という意味で、トレーニングとしてはアリだと思います。


自分も毎日寝る前にマインドマップの練習も兼ねて、
簡単な図を1枚書いてすっきりしてから寝るようにしてます。


マインドマップに関してはこの辺の本を読んでください。

マインドマップ考案者ブザン先生の名著です。


ザ・マインドマップ

人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考


とはいえ、マインドマップ訓練で想起力が上がったかと言われると、
正直なところよくわかりません。
まぁ、そう簡単に実感できるとは思えないので、
これは地道に続けていこうと思っています。



では、他に想起力をアップさせる方法はないものか、
と考えた上で自分が実践しているのは「メモ」です。


何かを学習したりするようなことの場合、あまり役立ちませんが、
ToDoをきちんと管理するといったレベルでは、メモが強力な効果を発揮します。


やりかたは非常に簡単で、常に紙とペンを持ち歩き
なにか覚えておかないといけないことがあったら即座にメモします。


これは、どんな些細なことでもです。


・トイレに入ってトイレットペーパーの残りが減っていることに気づいたら、すぐメモ。


・会社でホッチキスの針が切れそうになっていたらそれもメモ。


・家賃を振り込まなきゃいけないのであれば、それもメモ。


・郵便局に切手を買いに行かなきゃいけないならそれもメモ。


・会議に出席していて、「次回までに簡単な見積もりを出してくるように」と
 依頼されたらそれもメモ。


とにかく、やることや覚えておくことが発生したらその時点でメモです。

メモを書くときは詳細まで書く必要はなく、キーワードのみを書きます。

「トイレ・針・切手・見積もり(水曜まで)」とかそんな感じで。


次に大事なことはそのメモを常に持ち歩くこと。


そして、信号待ちや電車の中などのふとした時間に
そのメモを見る習慣をつけましょう。


自分の場合、帰宅時に最寄り駅を出たところの信号で
メモを確認するのを習慣としています。


メモにはその日書いた「トイレ 切手 針」などのキーワードが書いてあるので、

帰りにお店によって買い物して帰るわけです。



では、何にメモするか。


一番いいのは単語カード。


自分の好きな枚数をセットしておけるし、いらなくなったら破りとれるし
たいていどこにでも売っているし、全体的に管理が楽です。

ぜひ単語カード(少し大き目のもの)を使いましょう。



では、どこに持つか。


自分はズボンのベルトにリール式ストラップをつけて、
そこにミニペンと単語カードをくくってポケットに入れています。


ここで大事なことは、ただポケットに入れるんじゃダメってこと。
必ずストラップを付けて体ににくくりつけてください。


そうしないと、メモを取った後カードを机の上に放置しちゃったりして、
本当に必要な時に紙とペンがないってことになっちゃいますからね。


ストラップがついていれば、自然とポケットにしまう習慣がつくので
いちいち所在を気にする必要はなくなるわけです。


いかにもアナログな手法ではありますが、
 「脳に外部記憶媒体を増設した」
と思うとちょっとサイバーでかっこいいかも(気のせい?)



長くなってきたので続きは後編で。